こんにちは、村岡です。
先日、住宅の勉強会で広島に出張することがあり、
そこで「あるパン屋さん」の話が出たんです。
今月はそのお話を少しだけ、させていただきます。
そのパン屋さんは、1日平均すると1店舗で50万円売り上げるそうです。
そして、4店舗経営してるので1日の売り上げは200万円にもなります。
これは地域ではもちろんダントツだそうです。
なぜ、このパン屋さんはこんなにパンが売れて、繁盛してるのですか…?
じつは、このお店が繁盛している秘密は、
朝6時に開店しているところにあるというのです。
へーそうなのかー・・・そこで、ライバル店はそれを聞いて、
このお店と同じように1日50万円売れると思い違いして、
早朝営業を開始したのですが、その時間は利益が出ないことを知り、
次々と早朝営業をやめてしまったということです。
なぜならば、朝10時から開店させたほうが、通常パン屋さんは儲かるんです
そう、朝6時から開店させるということは、
朝4時くらいから、数名のスタッフを雇用しなければなりません。
そして、早朝に働くスタッフは、賃金も高く、
早朝のわずかな売上では赤字になってしまうのです。
もちろん、このパン屋さんも例外ではありません。
早朝6時から10時まで営業すると、
その部分だけを考えれば赤字になっているのです。
しかし、このパン屋さんはその時間帯の営業を止めようとはしません。
なぜ…?
みなさん、早朝6時、誰がパンを買いに来ると思いますか?
パンを買いにくるのは、家庭の主婦。
ところで、どんな主婦なのでしょう?
えっ、普通の主婦じゃないの…
普通の主婦なのですが、心の温かいお客さんが来るのです。
例えば、
・「今日1日、主人は仕事をしてくる。
せめて、朝ぐらい焼きたてのパンを食べさせたい…」と思う主婦。
・「子供たちは、今日も学校に一生懸命勉強をしに行く。
せめて、焼きたてのパンを…」と思う主婦。
・「妻は今日も一日、家庭を守ってくれる。
朝ぐらい焼きたてのパンを私が…」と思うご主人。
そうなんです。売り上げだけを考えれば、早朝は赤字になってしまいます。
しかし、朝の焼きたてのパンを家族に食べさせたいと思う、
思いやりを持つお客様たちは、
多くのお客様を紹介してくれたり、口コミしてくれるお客様たちなのです。
そして、このパン屋さんのスタッフは、朝からすごく元気だそうです。
なぜならば、自分の仕事の意味を分かっているからです。
彼らはパンを通して家族同士の思いやる気持ちを大切にしています。
家族ひとり一人に、焼きたてのパンを通して、エネルギーを伝えています。
「あなた、仕事頑張ってね!」
「学校でしっかり勉強して…」
「今日も家を頼むね…」
空腹を満たすだけのパンを売っているのではありません。
立地が良い、買い物が便利なパン屋でもありません。
そして、美味しいパンの味も大切ですが、
彼らが本当に売っているのは「思いやり」なのです。
このお話を聞いて…
私たちはどんな「思いやり」を持って、お客様に接することができるのだろう?
永遠の目標ともいえる、ものすごく大きなテーマを考えさせられた・・・
私でした。
マネージャー 村岡栄紀
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